スリーブケーブルのススメ

2019年7月10日

スリーブケーブルを作ってみよう

そもそもスリーブケーブルとは

パソコン内部のケーブルをアミアミのチューブを使ってかっこよくする為に行います。

性能の向上は全くありません。

じゃあなんでするのか?かっこいいからです
 (誰に見せるわけでも無い人は完全に自己満足ですね)

用意するもの

私が用意したもの

電線:エーモン配線コード1.25sq


配線コードの太さはある程度相場が決まっています。
マザボの24pinとかグラボのPCI-E 8pin,6pinは大きい電流が流れるので0.75以上推奨
私はなんとなく1.25を使用しています。
日本メーカーはスケア(断面積)表示で販売していますが,アメリカはAWG表記で販売しています。
ちなみにAWG16→1.25sq
同様にAWG18→0.75sq

許容電流は断面積に比例するので使用する工具とスリーブ次第で出来るだけ太い方がいいと思ってます。
万が一溶断してしまうとそれなりの代償が伴います。

コネクタ(ハウジング):ノーブランド品


ハウジングは割となんでもいいです。
大抵の商品はコネクタピンもセットで300円〜400円程度
私はアマゾンFANなのでなんとなくアマゾンで買いました。

手持ちのケーブルをバラして使う場合はコネクタピンだけ用意する必要があります。
その場合はこれOLIOSPECさんでコネクタ・ピンのカテゴリでATX/VGA のfemaleのピンを選ぶと良いです。

圧縮工具セット:Alphacool Eistool crimping kit

このキットは個人的に大当たりだと思ってます。
圧着工具とピン抜き工具,ガワ剥きまで揃ってます。

作業の流れ(新しい線で作る)

1:線を必要な長さに切る(余裕を持って)
2:片側の被覆を剥いて圧着する。
3:圧着していない方からスリーブを入れる。
4:スリーブを熱収縮チューブで固定する。
5:配線を添わせて使い長さにカットする。
6:反対側も同じようにコネクタ圧縮,熱収縮チューブ取り付けする。
完成
以下ギャラリー

ピン抜き
ピン抜き例
圧着
不揃い
皮剥き
熱収縮チューブ
圧着後

思い当たる注意事項

・ピン抜きを使ってもうまいことスルッと抜けることはあまり無い
・ピン抜きでしっかりと足を押してやるイメージで作業する
・圧縮する時はサイズ感を確認して適切な場所で圧着する(押しが強すぎると裂ける,押しが弱すぎると抜ける)
・熱収縮チューブは短めが良い(長いと不揃いになってかっこ悪い)
・何度か捨てる部分でコネクタ圧着とチューブ圧縮の練習をする
・コネクタ圧着時は足の部分を圧着しないこと(重要)